Timing is Everything

本や映画に関することを書きます。映画は観た後素敵な気持ちになれるヒューマンドラマ系を好みます。

Tomorrow never dies

007シリーズ「Tomorrow never dies 」をamazon プライムビデオで観ました。

この映画で主演のピアース・ブロスナンは「サターン主演男優賞」を受賞されていますね。

ちなみにサターン賞は、1972年からはじまり、優秀なサイエンスフィクション・ファンタジー(SF)、ホラー作品に送られる賞とのことです。

たしかに、この映画は当時の「ハイテク」をものすごく意識している映画なので、SFが好きな人には特に面白いと思います。

 

以下にこの映画のみどころをまとめます。

 

・電子回路をイメージしたユニーク過ぎるオープニング・ムービー

 

・万能すぎるピアース・ブロスナン

 

・珍しい中国系のボンドガール

 

BMWのボンドカーとボンドバイク

 

・まとめと印象に残った台詞

 

電子回路をイメージしたユニーク過ぎるオープニング・ムービー

007シリーズのオープニングムービーには毎回その作品を暗示する要素がところどころにちりばめられているのですが、今作のムービーは、明らかにハイテクを意識したものでした。

美しいプロポーションの女性の体に、電子回路を体中に刻み込んだような演出が強烈に目に焼き付いています。

 

 

 

 

「ショーシャンクの空に」心に響くことばたち

ショーシャンクの空に」を見直して、改めて心に響く言葉の多い映画だなと感じました。

それでは、いってみましょう。

ショーシャンク刑務所、ここでは皆が無実だ 。

冤罪で終身刑となった主人公のアンディー(ティム・ロビンス)。アンディーは正直な気持をレッド(モーガン・フリーマン)に伝えただけなのだが、レッドがアンディーに返した言葉がこちら。

 

終身刑は人を廃人にする刑罰だ。それも陰湿な方法で。 

ショーシャンク刑務所に50年投獄されていたブルックスが仮釈放になったときのレッドのことば。ブルックスは仮釈放を心の底から恐れていた。ブルックスと年齢の近かったレッドは、彼に同情し、終身刑という罰の在り方に疑問を投げかけた。

 

たった6年で。今度からは週に2度手紙を書くよ。 

 アンディーがショーシャンク刑務所内の図書館に、「もっと図書を増やしたい」という一心で州議会に図書の予算を求める手紙を週に1通、書くことにした。

来る日も来る日もアンディーは手紙を送り続け、6年の月日が経ったある日、200冊を超える図書やレコードと一緒に少額の教育予算がつくことになった。このときのアンディーのひとこと。

 

音楽は決して人から奪えない。そう思わないか? 

 州議会から送られてきたレコードを無断で館内放送に流したアンディー。アンディーは音楽を心から愛していた。レコードは誰も知らないイタリア女性の美しい歌声だった。

 

法には抜け道がある。

黒幕くんは出生証明も運転免許も持っているんだ。

すべて郵送で済ませたよ。

 投獄される前は銀行の副頭取だったアンディー。そんなアンディーは刑務所の看守たちに節税対策や資産運用のアドバイスを行う不思議な囚人となっていた。この囚人を利用しない手はないと目をつけた刑務所の署長は、アンディーに架空の人物(黒幕くん)を作らせ、マネーロンダリングを企んでいた。黒幕くんを作ったアンディーが放ったことばです。

 

不運がこれほど恐ろしいものとは 。

これはアンディーが、ショーシャンク刑務所で20年目を迎えた頃、レッドとの会話でふと口から出た言葉。ことばの重みがちがいます。 

 

残酷な現実だ。選択肢は2つだけ。

必至に生きるか。必至に死ぬか。

2ヶ月間の懲罰房から出てきたアンディー。このときアンディーは脱獄を決意していたのでしょう。レッドとの会話のなか、この言葉にはアンディーの覚悟がつめ込まれていた。 

 

この前書いたブログもよかったらどうぞ。

perefal.hatenablog.com

 

 

みなさまもお暇な時に是非観てみてください。

ショーシャンクの空に [DVD]

ショーシャンクの空に [DVD]

 

 

名作ショーシャンクの主人公から学ぶ、知的で包容力のある人間になる秘訣

久しぶりに「ショーシャンクの空に」を見返しました。

これを一日の終わりに観るだけで、良い気持ちでベッドに入ることができます。

 

さて、この物語の主人公であるアンディー・デュフレーンは冤罪のため終身刑となった不遇の人物です。

しかし、アンディーは、生来の知性と独自の価値観を貫くことによって、ショーシャンク刑務所で他の囚人たちとは一線を画した雰囲気を放っていました。

それはまさに、「知的で包容力のある人間」そのものだったと感じました。

その特徴を以下にまとめます。

  • すぐには口を開かない

  • 相手の目を見て話す
  • 自分の世界を持っていて、周りに流されない
  • 逆境に決して屈しない
  • 物静かで落ち着きがある
  • ゆったり歩く
  • 長身

このような特徴を持つ人は、接する人々に安らぎや安心感を与えてくれると思います。

 

アンディーは劇中で、自らの命の危険を顧みず、刑務所の主任と交渉し、仕事で疲れた仲間にビールを振る舞いました。

酒はやめたんだ。

仲間からのビールを断ったアンディーは、仲間が美味しそうにビールを飲む姿をみて微笑んでいました。

そのとき、最も親しかった友であるレッドは、アンディーの考えをこのように空想していました。

おそらく彼は安らぎを求めたのだろう。たとえ刑務所の中であっても。 

 何度観てもいい映画です。

みなさまもぜひ。

 

ショーシャンクの空に [DVD]

ショーシャンクの空に [DVD]

 

 

「幸せのちから」はハングリー精神が足りない人のための映画(ネタバレあり)

BSでたまたま流れていたウィル・スミス主演の「幸せのちから」を観ました。せっかくなので感想をかきますね。

 

この映画は、はじめて観たんですけど、見終わった率直な感想は、典型的なアメリカンドリームを描いた作品だなぁ、という印象でした。

1980年代のアメリカを舞台に、クリス(ウィル・スミス)は医療機器を病院に売り込むセールス一本で、妻と息子の3人家族を養っていました。しかし、その医療機器というのが、X線装置(レントゲン)よりもやや鮮明な画像が得られるけれども、設備費が2倍もかかってしまうという、とても需要の高い製品ではなかったのです。そのためなかなか機械が売れず、クリスの家族は苦しい生活を強いられることになりました。奥さんはダブルシフトでアルバイト、子供はチャイナタウンの安い養育施設に預け、家賃や税金は滞納するのが当たり前といった段階から物語がスタートします。

この物語は、「お金があれば幸せとは限らないけれど、お金がなければ余裕がなくなって確実に不幸になる」というものの典型です。クリスたちは劇中でこれでもか、というくらい追いつめられます。

機械が売れない

給料の高い定職を求めて証券会社のインターンを目指す

妻の納得が得られず夫婦崩壊

子供(クリストファー)の取り合い

妻は家を出て、クリスはクリストファーと暮らすことになるが、家賃滞納で借家から追い出される

モーテル暮らし

口座の残金が税金ですべて持っていかれる

モーテルも追い出され、なんとかクリストファーの寝る場所を確保するため毎日教会へ

 

特に印象的なのは、クリスがクリストファーに「おまえはいま、幸せか?」と問いかけるシーンですね。母親が出て行って、借家から追い出されて、頼りの父親も売れない医療機器のセールスと猛烈な証券会社のインターンをこなしている、そんなときにクリストファーは「幸せだ」といったんです。この言葉で一番救われたのはクリスだと思うんです。

 

この映画は、仕事や学業に身が入らないという人向けの映画かもしれないと感じました。なぜなら貧富の差をまざまざとビジュアルで映しだすからです。例えば、クリスたちは今日その日の寝る場所を確保するため教会に並んでいる目の前を、金持ちの息子たちが楽しそうにオープンカーに乗って通り過ぎていく。これをみて何も感じない人はいないんじゃないかなと思います。

もちろん、最後にはアメリカらしいラストが待っています。お約束ですね。

クリス:インターン最終日なので良いシャツを着てきました。

上司:それは大変いい心がけだ。しかし、悪いけど明日も良いシャツを来てきてくれよ。もしうちで働く気があるのなら。

意外にもハングリーになれる映画です。僕もそのうちもう一度見たいと思います。

 

予告編を貼っておきますね。


幸せのちからトレイラー.flv

 

 

 

[映画]マット・デイモンのルックスが霞むレベル?美男美女揃いだけどゾッとする映画。リプリー

前にどこかのブログで、ジュードロウの全盛期はリプリーのディッキー、と書いてあったので、なんとなく気になって観てみました。

 
主演のマット・デイモンが扮するのは若くて貧乏なピアノ調律師のトム・リプリー
リプリーは、とあるパーティーで放蕩息子に頭を悩ませる大富豪に出会います。
貧乏で今の暮らしにウンザリしていたリプリーは、大富豪と懇意になるために、咄嗟にこんな嘘をついてしまいます。
「お宅の息子さんとは大学の同期だったんですよ。元気にしてるかな。」
勤勉そうなリプリーを気に入った大富豪は、ヨーロッパで遊び呆けてる息子のディッキーをアメリカに連れ戻すよう、ディッキーに頼み込みます。
 
タダでヨーロッパに旅行でき、更にその他の費用も大富豪が出すことを条件にゴーサインを出したリプリーは、ディッキーと打ち解けるために、彼の大好きなジャズを猛勉強します。
劇中に出てくるレコードは、チェット・ベイカーとかマイルス・デイヴィスとかほんとにジャズ界の有名どころでしたね。
 
ディッキーを演じたのはジュード・ロウ
ディッキーはヨーロッパのビーチでガールフレンドと戯れる毎日に少し飽きていました。
そこに、瓶底メガネでまったく日焼けしてないトム・リプリーが現れます。
ディッキーには、リプリーがとても面白く見えたのです。
リプリーがジャズに詳しいことをきっかけに、互いに打ち解ける二人ですが、次第にリプリーにも飽きが来てしまいます。しかし、ディッキーが気づかないところで、リプリーにはディッキーに対する別の感情が芽生え始めていたのです。
ストーリーは中盤にゾッとする大波乱が起きます。これは実際に観てのお楽しみということで。

 

この映画に出演する俳優は男女ともにルックスのレベルが高いです。それは、マット・デイモンのルックスがかすれてしまうほどで、特にジュード・ロウはカッコよかったですね。

 
ただ、ディッキーの婚約者であるマージを演じたグヴィネス・パルトローやケイト・ブランシェットなどの女優陣もかなり綺麗で、とてもビジュアルのレベルが高い映画でした。

 

 

 

 

 

とりあえず、予告編をどうぞ。

www.youtube.com

学びと感動の宝庫。ランディ・パウシュの「最後の授業」

アメリカに「最後の授業」という番組があるらしい。大学を引退する教授の最後の授業をテレビ中継して、アメリカ全土で放映するという番組である。

この番組の中で最も有名なのが、カーネギーメロン大学の講堂で行われたランディ・パウシュ(Randy Pausch)教授の授業であろう。

2007918日、最後の授業を行ったパウシュは当時46歳。

46歳という年齢は、大学を去るのにまだ幾分若い気がする。

実は最後の授業の1ヶ月前、彼はすい臓癌が転移していることが判明し、余命6ヶ月の宣告を受けていた。

このような状況の中、家族のため、教え子のため、そして自分自身のために、彼は「最後の授業」を執り行った。

 

その「最後の授業」の映像は、すべてYouTubeで観ることができる。日本語字幕が載っている動画もあるのでご安心を。英語版の方が若干画質が良く、英語字幕を出せるので、一度日本語字幕で内容を理解して、再度英語版(英語字幕有りで)見ると、良い英語教材にもなると思う。英語版1700万回以上も再生されており、この再生回数が彼の授業の素晴らしさを物語っている。

 

 

 

この授業を見始めてまず最初に驚くのが、パウシュ自身の体調がとても良いように見受けられることだろう。事実、彼はスピーチの序盤で何度も腕立て伏せをやってのけ、息一つ乱れていなかった。そして、もうあとわずかしかない人生を驚くほど冷静に受け入れていた。

さて、パウシュの最後の授業のテーマは「夢の実現」だった。パウシュ自身が子供の頃に描いていた夢をリストにまとめ、その夢をこれまでの人生において可能な限り叶えることができたという。

プロのアメリカンフットボール選手になる、ディズニーのイマジニアになる、スタートレックのカーク船長になる、など本当に子供の頃の夢を、彼は一つ一つ実現させていた。この様子は実際の動画を見てもらえばわかるだろう。映像で観る彼は、本当に活き活きとしていて、パワーに溢れている。それにユーモアもあって退屈なんかしない。計1時間以上も講演時間があったのか、と錯覚するほどである。

 

実は、パウシュの最後の授業を扱った書籍も出版されている。この本は世界15ヵ国で出版されている本であり、最後の授業のDVDも付いている。私は偶然Bookoffで見つけたので、DVDは付いていなかった。

映像の書き起こし版かなと思って、パラパラと立ち読みをしたらそれは大きな思い違いだった。映像での内容もすべてカバーしているが、映像では語り切れなかったディテールが記されている。なにより講演では「泣いてしまうから」と、意図して語らなかった愛する妻への、そして幼い3人の子どもたちへの思いが詰まっていた。

特に印象に残った箇所を取り上げる。

 

学んでいるときは理解できないが、あとになってわかることを教えること。それが「頭のフェイント」だ。「頭のフェイント」の達人は、本当の教えたいことを、相手が気が付かないうちに教えている。

p.59

 

まずは失敗だった。でも、僕は呪文を唱え続けた。ーレンガの壁がそこにあるのは、理由があるからだ。僕達を寄せ付けないためではない。この壁は、自分がどんなに真剣に望んでいるかを証明するチャンスを与えているのだ。

p.72

 

ジェイ()と僕は、新婚旅行中はふたりきりにしてほしかった。でも僕の上司は、連絡がとれるようにしておくべきだと思っていた。そこで僕は留守番電話に最高のメッセージを吹き込んだ。

「はい、ランディです。39歳でようやく結婚したので、妻と1ヶ月旅に出ます。問題がないことを祈っていますが、どうやら連絡がとれるようにしておかないといけないらしくて」。そして、ジェイの両親の名前と住んでいる街の名前を告げた。「番号案内にかければ、彼らの電話番号がわかります。僕の新しい義理の親を、大切な娘の新婚旅行を中断する必要があるくらいの緊急事態だと説得できたら、僕達の連絡先を教えてもらえるでしょう」

電話はかかってこなかった。

時間はあなたものだ。そしていつか、思っていたより少ないと思う日が来るかもしれない。

pp.128-129

 

 

トミーと、僕の他の教え子3人を囲んで、現役の学生が質問をした。映画の仕事は最初のチャンスをつかむまでが大変だという話になって、だれかが幸運の役割について訊いた。その質問に、トミーはこう答えた。

「かなり運が良くないといけない。ただ、きみたちはみんな、すでに運がいい。ランディと研究をして、彼に学べることは、それだけで幸運でもある。ランディがいなければ僕はここにはいなかっただろう」

p.140

 

 

経験とは、求めたいたものを手に入れられなかったときに、手に入るものだ。そして経験は、きみが提供できるなかで、たいていもっとも価値のあるものだ。

p.173

 

この本の最後にある、幼い子どもたち一人ひとりに向けた言葉は心に響くものがある。

そして、これは映像にもあったのだが、妻の一日遅れのハッピーバースデー。

プライズで特大のケーキが用意されており、講堂にいた400人でハッピーバースデーソングを合唱して、ジェイを祝福した。この時の映像は二人の素晴らしい夫婦関係を象徴するシーンであり、感動的だった。

 

やはり映像と本のセットで鑑賞することをおすすめしたい。

後悔はしないはずだし、きっと何かしらの活力を、パウシュから分けてもらえるはずである。

 

最後の授業 DVD付き版 ぼくの命があるうちに

最後の授業 DVD付き版 ぼくの命があるうちに

 

 

5分遅れは、1時間遅れよりも罪が重い。

今回は中谷彰宏さんの「1日に24時間もあるじゃないか」という本を読みました。

この本の中で特に引っかかったのが、このことば。

 

5分遅れは、1時間遅れよりも罪が重い。

 

なぜか?

 

1時間遅れてくる人は何かのっぴきならない事情が発生したのです。

ところが、5分遅れてくる人は気の緩みです。

原因は本人の心の問題です。

本人の心の緩みだけで1時間遅れる人はいません。

p.88

 

この解説を読んで腑に落ちました。

要はどれだけ相手のことを真剣に考えているかということ。

もし、ビジネスで待ち合わせに5分遅刻したら、商談相手の信用を損ねて商談そのものが白紙に戻るかもしれません。

ビジネスでの気の緩みは、顧客だけでなく上司、同僚、部下からの信頼をも損ね、やがては自分の所得低下にも直結するかもしれません。ですので、ビジネスでの遅刻は気をつけている人が多いと思います。

一方、ビジネス以外の待ち合わせではどうか。ビジネスではないからといって、気をゆるめていいことにはなりません。5分の遅刻は相手の5分をこちらが蔑ろにすることです。相手の時間などどうでもいい、という態度を表明していることになります。そのような態度で人と接していても、相手との信頼関係は築けないと思います。

 

といっても、ずっと気を緩めないわけにはいかないので、メリハリも重要ですね。